東野圭吾さんの「ダイイング・アイ」を読み終える♪

東野圭吾さんのダイイング アイ

東野圭吾さんの文庫本「ダイイング・アイ」の読み終えました♪ (光文社文庫)

東野作品って初期は正統派な謎解きだったり、推理だったり、ミステリーだったりしましたけど、「白夜行」前後あたりから結構人間のダークな部分を描く作品が増え、「手紙」「さまよう刃」に代表されるようにメッセージ性ある作品もあり、主人公に感情移入して読み手の感情を揺さぶる作風(?)が自分は好きで読んでたんです。

でもここ数年の作品ってそういう要素も弱くなってきて、以前読んだ「赤い指」、「使命と魂のリミット」、「夜明けの街で」、「白銀ジャック」の時もそうだったんですけど、前まで東野作品に求めていた人の心のダークフォースな性悪説(?)が前提となったニュアンスを求めて読むと、満足度が低くなってたんです…^^;

でも今回この「ダイイング・アイ」を読んで、ようやく気付いたというか、新しい解釈の求め方というか…etc

最初は初期の頃の描き方に戻ったのかな~って思ってたんですけど、今回気付いたというか感じたのは、前まで主人公がストーリーを引っ張り、道を切り開き、それに自分が感情移入してたんですけど、最近の作品って物語の客観的なストーリーがあって、その登場人物の1人の視点からそのストーリーを見てるって感じなんですよね。なので、物語を読み終わって見返ると、別の登場人物が主人公になって、そのストーリーを眺めてみても物語が成立しちゃうような構成になってる気がするんです♪ なので前ほど主人公に感情移入して読んでないからなのかな~っと。

でも逆に、こういう作りって、幅広い層に受ける構成なのかな~とふと思ってる最中なのです。






これ以降は、少しネタバレなのでご注意を…





今回の主要な登場人物って、悪い奴っていうか、秘密を抱えている訳だけど、主人公の雨村慎介もその1人でしかもその秘密に関する記憶を失っちゃった事から、色々起こる出来事ですけど、この雨村って時に身を任せたバーテンダーなのに、襲われて記憶を無くしてから何かすごく良い奴ぽいというか、誠実なキャラで、記憶をの秘密を探しに行く展開にすごく違和感あったんですよ。

まあ~雨村は交通事故の身代わりになっていたという真実が分かり、しかも本当に事故を起こした江島から3,000万円貰っていたんで、記憶を失いながらも深層心理で記憶を取り戻そうとしたのかって分かりますけど、何か腹黒さが足りないような気がするんですよね…まあ、記憶が戻ってから江島にさらに5,000万円要求しましたけど…w

冒頭に岸中美菜絵の事故死のシーンと今までの幸せな幸せの描写で、自分が不幸な死に対しての恨み・呪いが描かれてましたけど、夫:岸中玲二との小さいけどすごく幸せなやりとりを描いてくれてたらもっと、この後に起こる美菜絵の憎しみの炎を感じたかも。

でも木内も身代わりしてたとは思ってませんでした。さすが東野作品って感じなんですけど、以前ほどこういう種明かしを劇的に(?)に描かないって所も最近の傾向なのかな~。逆に意図が不明だったのが、なぜ留璃子(上原ミドリ)は途中で雨村慎介との子を宿そうとしてたのかよく分からず…^^;

謎解きミステリーの形で描かれてますけど、オカルト(?)ベースで描かれたら、かなり怖いお話ですよね…。


東野圭吾さんの「ダイイング・アイ」を読み始め♪

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  • 『ダイイング・アイ』 東野圭吾

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