有川浩さんの「空の中」を読み終える♪
有川浩さんの文庫本「空の中」を読み終えました♪(角川文庫)
謎の巨大生物:白鯨(フェイク)を巡り、現実面(白鯨)では高己と光稀の大人組がストーリーを進めて、精神面(フェイク)?では瞬と佳江がストーリーを進めて、それぞれのストーリーが1つになる時、白鯨&フェイクの行方は?って感じなんですけど、個人的に瞬が取る行動がまった理解出来ずに読み終えたって感じなんですよね…^^; あとちょっと話しが大きくなりすぎちゃって世界事情のまとまりがちょっと薄いような…まあ、とがきてライトノベルとして書いたって有川さんがおっしゃっているのでここは読者としてスルーせねば…w
高巳の方は最初はチャラい男だな~って思って読み進めましたけど、徐々に高巳の本質が見え隠れしていく展開で印象は良くなるんですけどね♪ その逆に光稀はそれほど見せ場もなくてキャラを活かしきれてないような…w
あっ…決してお話がつまらないって言ってる訳ではなくて、自分は登場人物(主人公)に感情移入しながら読むスタイルなので、今回の場合だと瞬が理解出来ないというか、読みながらこの子には感情移入してなくないって思っちゃったんですよ。
あと巻末に収録されている書き下ろしの「仁淀の神様」は、瞬のその後を描いている作品なんですけど、宮じいと自然と人生を中心に描かれていて、ど田舎で育った自分にとってはジ~~ンっとくるお話でした。このお話目的で、この「空の中」を買っても良いくらい♪
これ以降は、少しネタバレなのでご注意を…
先程も書きましたけど瞬が理解できなかったな~あれ程瞬に順々なフェイクに対して八つ当たりで仲間を食べさせたのはまだ良いんですけど、自分の間違いに気付いても、フェイクに仲間食べ続けさせたのも理解不能。まして僕はもう佳江側にいあれないからって自分にとって都合の良い理由を付けて、フェイクを助けるとか何とか言いながら真帆が率いる「セーブ・ザ・セーフ」に身を寄せてるなんて興ざめなんですよ。
しかも真帆が瞬とフェイクを利用しようとしてるの分かってて「セーブ・ザ・セーフ」入りしたのに、高巳vs真帆のシーンで、高巳の「洗脳」の言葉に「え、」って動揺する瞬に興ざめ…そういう事分かってて「セーブ・ザ・セーフ」入りしたんじゃないのかよ…w しかもその後のフェイクとの通信で「俺も分からないんだ」って…覚悟を決めて「セーブ・ザ・セーフ」入りしたと思ってったら、この言葉…結局自分の事しか考えてない子供だったんですね…葛藤・罪悪感・後悔が瞬に与えられたテーマだったとしても無責任な子供にしか見えません…w 今回ヒール役の真帆の信念の方が、間違った方向だけどまだ理解できるな~。
高巳の方は最初チャラすぎちゃって大丈夫か?って思ったんですけど、白鯨との交信のあたりからグッっとキャラの印象良くなりますよね♪ さらに過去にパイロット目指してた事、事故で片眼の視力がほとんど無いことなど明らかになってカッコ良さも感じます。表面的なチャラい感じは、それを隠すため?
あと光稀はキャラ成長の伸びしろが無かった感じですね…^^; でもこのキャラは、図書館戦争シリーズに繋がってる気がします♪ あと宮じいの言葉ひとつひとつが良いですよね~ほんと佳江と宮じいがいなかったら、瞬は真帆と同じ道を歩んでたかもしれません。
フェイクの瞬ラブ的な感じがすごくいじらしい。ファイクが白鯨と一体化する直前瞬と携帯電話を通じて会話しますけど、最後のプツっと電話が切れるところが、主観から客観に変わったように感じてある種の寂しさを感じました。
これで自衛隊3部作「塩の街」そしてこの「空の中」を読み終えて残るは、「海の底」を残すのみ。どんな世界が広がっているのか楽しみ楽しみ♪
有川浩さんの「空の中」を読み始め♪

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