コレクション展「こどもの情景-戦争とこどもたち」を観てきた♪
東京都写真美術館で5月14日~7月10日まで開催中のコレクション展「こどもの情景-戦争とこどもたち」を観てきました♪
このコレクション展は、「こどもの情景」をテーマに5月から12月にかけて3回に渡って開催される第一弾で、今回は戦争とこどもに焦点あてたコレクション展なんです。コレクション展と銘打ってるだけあって、テーマに合わせて収蔵作品約26,000点からライン・アップされているので、見応えある写真展かと♪ それでいて入場料500円ですよ!
160点展示されていて、さりげなく土門拳やキャパやブレッソンなどの作品も展示されてて、終戦前後の子供と戦争の描写に釘付けになることでしょう。現代の子供とは違う、活き活きした表情や、戦争が影響している大人びた表情など、あの頃の現実を子供を通して感じることが出来るんです。
展示されている作品の8割ぐらいが、日本の終戦前後の作品なんですけど、ジャーナリズムな写真というより、子供を通した人間写真という感じで、まだ貧しいながら戦時中の子供の方が表情が良かったりするんですけど(決してその状況は恵まれている訳ではない)、戦後の絶望と、貧しさと、生き抜かなければならない現実が、子供達の表情にも反映されてるんですよね。田村 茂さんの「敗戦の素顔」など。
中には、柔らかい子供らしい一瞬の写真もあるんですけど、上野や銀座の子供の靴磨きの写真や、親子の乞食写真や、子供の浮浪者がタバコを吸っている写真とか、今の豊かさってこの時代の絶望と屈辱の上になりたっているんだな~って思いました。
あと広島・長崎の写真も子供の無表情が脳裏に残ります。山端庸介さんの「おにぎりを持つ少年」などが印象強いですね。
1950年代に入ると復興してきた日本を感じさせる子供写真が増えてきます。…が、やっぱり地域差があって復興が形になってきてる街と、まだまだ田舎などは、雲泥の差なんですよね。このあたりの作品は、なんとなく三丁目の夕日みたいな古き良き日本の情景も感じます。ここの並びには、土門拳、木村伊兵衛、熊谷元一、ブレッソン、キャパと何気なく展示されてます。個人的には。臼井薫の「ねんねんころり」が印象的でした。あと犬が出て来る作品も2作品ぐらいあって、それも味わい深く感じました。
1960年代に入るとヴェトナム戦争など、当時のアメリカとソ連との代理戦争が舞台に。この辺の写真なってくると、人間写真というよりは、ジャーナリズム写真の要素がかなり強くなってきてて、子供を通して訴えるというよりかは、惨状を世界に訴えるというマスコミの視点が強いな~と。中村梧郎さんの枯れ葉作戦で全滅したマングローブのジャングルに1人佇む子供の作品や、小学生の頃教科書で見た沢田教一さんの「安全への逃避」が印象的。
終戦前後の日本国内の写真と海外の写真を見比べると、何か見えてる世界が全然違う感じがしました。文化や豊かさや捉え方など…etc
前回行った開催中の「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968」も良かったけど、こちらの「こどもの情景-戦争とこどもたち」も観る価値はあるかと♪
あとこの写真集も売店で売ってたんですけど、パラパラ見たら今後開催される2回目、3回目の写真も載っているので、2回目、3回目も行こうと思っている方はネタバレになってしまのでお気をつけを…w もちろん自分は、2回目、3回目も観に行こうかな~と思っています♪
コレクション展「こどもの情景-こどもを撮る技術」を観てきた♪

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